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ロボット部:レゴマインドストームによるロボット製作でロボット技術とプログラミングを身につける

活動レポート・活動実績

WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)世界大会に国際審判として参加しました。
2012年11月9日(金)

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11月9日(金)からクアラルンプールで開催されたWRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)の世界大会にロボット部顧問(高学年 横山絢美教諭)が、国際審判として参加しました。

WROとは、自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストで、世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競います。競技には事前に発表されたコースやルールにのっとり、課題をクリアしていく「レギュラーカテゴリー」、事前に与えられたテーマに沿ったロボットをデザイン、作成し、プレゼンテーションを行う「オープンカテゴリー」という2つのカテゴリーがあります。今回のオープンカテゴリーのテーマは"Robots Connecting People"。私たちの生活をサポートするロボットや、一緒に遊んでくれるロボット、災害救助を行うロボットなど、選手たちがそれぞれに考えたロボットの発表を聞いてきました。

オープンカテゴリーの審査員として、日本大会の時から各チームの様子を見てきましたが、選手たちは自分たちの考えたロボットのデザイン・設計・製作に至る過程で、各々が得意な面を生かし、チームで協力をしながらひとつのものを作りながら、どうすれば丈夫で耐久性のあるロボットを作れるか、スムーズに動かすためにはどうすればよいかなど、試行錯誤しながら、多くの技術を身につけていたように感じます。

また、世界大会では様々な国の人たちの前で、英語で発表をしなければなりません。英語での発表は小中高校生にとって、簡単なものではありませんが、大会の直前まで何度も練習を繰り返し、質疑応答に対しても、「自分たちのロボットはこんなに凄いんだ!」という事をアピールするため、「相手に分かりやすく伝える」というプレゼンテーション能力も身に付けたようです。

大会終了後に選手たちと話をすると、「英語でプレゼンをしなければならないことが大変だったけれど、相手の目を見て、大きな声で、笑顔で発表するように心がけた」、「一所懸命に説明をすると、相手もうなずいてくれて、面白く言ったところは笑ってくれて、自分の英語が伝わっていることが分かった」などという感想を語ってくれました。

ロボットの素晴らしいところは、プラモデルのように設計図通りにものをつくるのではなく、その製作過程において、技術力だけでなく、創造力や問題解決能力、人間関係力に至るまで、総合的な能力を培えるということだと思います。

また、このような大会は、様々な国の人々の前で発表し、さらに他の国の発表を見ることで、ロボット技術を互いに学びながら国際交流を行うことができます。ものづくりの経験の少ない現代の小中高生にこそ、このようなロボット教育は必要なのではないかと感じました。

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