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2015年4月
10年生チーム「TRCP」が、「ロボカップジュニアジャパンオープン2015尼崎大会」に出場し、「優秀プレゼンテーション賞」を受賞しました。ロボット競技としては全国ベスト16の成績でした。
彼らは2年連続のジャパンオープン(全国大会のこと)出場となり、昨年のサッカー独自リーグ優勝から、カテゴリーを一つ上げてサッカーライトウェイトセカンダリ部門に挑戦です。神奈川・西東京ノード大会準優勝、関東大会優勝と勝ち進んでジャパンオープンとなりました。
3月26日:午後2時〜7時半まで調整会。パドックで作業開始後間もなく、「先生、センサーを忘れてきました。」1人がバスでホテルまで一往復する羽目に。ハンダ作業場所の準備が出来たのが5時だったため、待機時間が長かったのですが、まずまず納得のいく状態になり、安心して退館。
3月27日:朝のロビー集合の時のこと、1人が言いました。「おい、ロボットは?」担当生徒が部屋に忘れて置き忘れるハプニング。会場での試走は前日と変わらず順調でした。ところが第1試合まであと30分程になった頃、パドックではPCの再起動を何度も行うなど様子が変です。そこにピンチを聞きつけたレスキュー部門で出場している玉川学園高等部3年生が助けに来てくれました。
後から聞いてみると、急にダウンロードができなくなったとのこと。3年生のアドバイスで、ケーブル類をすべて抜いてみたところ、ダウンロードに成功し、次はどのセンサーがショートしているか確認作業に入ったのですが、センサーは30個近くあります。とうとう第1試合には間に合わず、1台だけでの戦いとなりました。しかもあたふたしているうちに試合開始に遅刻!残念な1点を失い、後半で追い上げたものの1点差で敗れました。
残り3試合はすべて勝ち、翌日の決勝リーグ対戦表に名前が乗りました。対戦表が発表されるまでの数時間、選手たちは強豪チームにじっくりと教えを乞いに行き、非常に刺激を受けるとともに、雲の上の世界を垣間見たようです。
危機を救ってくれた3年生の先輩には心から感謝しています。
3月28日:最終日です。朝の試走も問題なし。
ところが、決勝リーグ第1試合開始直後、相手チームから抗議が入りました。規定違反の青色を出すダイオードをうちが使っている、というものでした。昨日今日とも車検を通っているとは言え、確かに違反です。相手チームは抗議をした上で、光を遮るアルミテープをわざわざ取ってきてくれました。ありがたくお借りしたのですが、アルミテープを貼る際にうっかり電極に触れさせたため、動かなくなってしまいました。2台対1台の試合のため、点差は大きく開きましたが、残り1台のディフェンスは見事なものであった上に、空気圧を利用したキッカーで3点も獲得する活躍ぶりでした。
閉会式で「優秀プレゼンテーション賞、TRCPチーム」と発表があり、一人1枚ずつ用意された表彰状をいただきました。関東大会に続き2度目のプレゼンテーション賞となりました。
2016年に向け、選手たちはすでに新しいアイディアを考え始め、今回知り合いになったチームの学校に見学に行く約束もできたそうです。新年度に期待です。